運動しているあなたにとって炭水化物は何でしょう?
その真実を知るのなら「大事な即効のエネルギー源」だということを学ぶでしょう。
だから運動に備えて、力強く動けるために炭水化物を摂取するでしょう。
それにより運動も長く持続でき、それによってさらに筋肉は炭水化物の取り込み能力が上がります。
運動後のタイミングで炭水化物を摂取すれば、より多く筋肉に貯蔵でき、次の運動に備えることができます。
まさに好循環です。
ゆえに「炭水化物は大事なエネルギー源」だとさらに強く認識します。
一方、運動をしていないあなたにとって炭水化物は何でしょう?
その噂話を信じるのならきっと「肥満の原因となる余分なエネルギー源」だということを学ぶでしょう。
だからそれを敵とみなし、その摂取を止めようとします。
その摂取をやめれば、そこに含まれる水分(炭水化物なので)が体内に入らないので体重は一気に落ちるでしょう。
体重計を見て一喜一憂し、3食全部炭水化物を抜くでしょう。
1杯のご飯で250g(0.25kg)なので、3食抜けば0.75kgマイナスです。
水分が抜けて体重が下がるのを見て、大喜びします。
しかし、頭がボ〜ッとするでしょう。
当然です。
脳神経系がエネルギー源にできるのは炭水化物だけだからです。
おまけに力も出なくなります。
当然です。
即効のエネルギー源は炭水化物だからです。
こうして我慢できなくなり、炭水化物のドカ食いが始まります。
体重は一気に跳ね上がります。
落胆してまた炭水化物を制限してダイエットに励みます。
まさに悪循環です。
ゆえに「炭水化物はちょっと気を緩めるとすぐ太るが憎めないやつ」だと再認識します。
重要なのは本当に正しい情報をキャッチして、自身の健康づくりに活かすことなんですね。
炭水化物を抜いて良いはずがなく、三大栄養素には全て体の中で役割があります。
近年なんでも対立構造を煽って「AとBのどっちが良いか?」といった論争の仕方が多いですが、そんな議論は意味がないです。
炭水化物は摂るか摂らないかといった話ではないです。
真に健康づくりを広めるのが急務です!
同じ栄養素でも認識の違いによって天国と地獄です。