NANAMIです。皆さん、特定保健用食品って、聞いたことはありますよね。
これが、どんな商品なのか知っていますか?
「なんとなく身体に良さそう」「使っていればダイエットや健康診断の対策になりそう!」と
いう答えが返ってきそうですが、実際のところどうなのでしょうか。
この特保の制度や、認められている成分、効能などについて管理栄養士が解説していきます🔍
健康が気になる人は、ぜひ読んで学び、買い物時の参考にしてみてくださいね😊
【そもそも特定保健用食品って、何?】
まずは、特定保健用食品とは何なのかを理解するところから始めましょう!
特定保健用食品は、よく「特保」と呼ばれます。
特保について知って起きたいポイントは4つあります。早速、見ていきましょう!
①国が一つ一つが有効性や、安全性を審査している
1つめのポイントは、特定保健用食品は「消費者庁長官の許可」を得ていることです。
どの食品も、一つ一つが有効性や、安全性の審査に通ったものになります。
つまり、国がきちんと目を通しているもので、安心できるところがメリットですね!
②疾患や病態が良くなるわけではない
また特定保健用食品は、「食品」であることも重要なポイントです!
薬ではないので、「病気の症状を抑える」など疾患や病態が良くなるわけではないということですね。
薬は薬事法、で管理されていますが、特定保健用食品はあくまでも食品のため、
薬事法の管理ではありません。 このため、病気に対する効果や効能の表示は出来ません。
つまり、これを食べたら、「高血圧が治る~!」「糖尿病が治る!」というものでは
ないということです!
あくまでも、「特定の機能を持っていて、国が安全性と有効性に審査をしてある食品」である
ことを覚えておきましょう✨
※豆知識🔍
例外として2成分だけ、病気の予防の表示が出来る
また、現在2つの栄養成分だけは、「疾病リスク低減表示」が認められています。
①カルシウム:骨粗鬆症のリスクを低減するかもしれません。
②葉酸:二分脊椎などの神経管閉鎖障害を持つ子供が生まれるリスクを低減するかもしれません。
③特保には一目でわかるマークがついている
また特保は、マークがついているのでパッケージでわかりやすくなっています。
特保なのかそれ以外の健康食品なのかは、これを使って判断していきましょう🔍
【栄養機能食品との違いは?】
特保と似ている食品で「栄養機能食品」がありますが知っていますでしょうか。
栄養機能食品と、特保の違いは
「国が決めた基準に沿っていれば、許可や届け等なくして、
食品に含まれている栄養成分の栄養機能を表示することができます」
※厚労省 Eヘルスネットより
↓↓↓
これはつまり、個別に国に届け出などはせずに、
国の基準を守っていさえすれば「メーカー側の判断で販売が可能」ということですね。
現在認められている成分は3種類あります!
①n-3系脂肪酸
②ビタミン13種類
ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸、ビタミンA、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、
ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK
③ミネラル6種類
亜鉛、カリウム、カルシウム、鉄、銅、マグネシウム
【まとめ】
いかがでしたでしょうか。特定保健用食品は、国が一つずつ効果や安全性の審査をしている分、
有効性も証明されています。けれども、あくまでも「食品」の仲間の為、
これだけで生活習慣病をの治療や予防が出来るものではありません。
あくまでも、日々の食事や運動などの生活習慣の改善を第一に行ったうえで、
補助という意味で利用するようにしていきましょう✨
筆者:WAKE管理栄養士 NANAMI
30歳女性 パーソナルトレーニングジムWAKEでオンラインでの
食事コーチングを、メインに担当。簡単に作れて痩せるレシピ作りや、
健康に関するブログ、SNSでの発信など幅広く食に関わっています。
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